【開催レポート】企画展〈社会をデザインするビジネス〉連動トークセッション 世界的ムーブメント‍B Corp認証の現在と可能性～その魅力を語りつくす～

2023年10月29日(日)に、HIRAKU IKEBUKURO 01 SOCIAL DESIGN LIBRARYにて「世界的ムーブメント B Corp認証の現在と可能性」と題し、セミナーを実施しました。

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中小企業診断士の藤原彩香さんより、B Corpについてのプレゼンからスタート。

藤原さんのB Corpとの出会いは、「売上」「利益」について問われるのが当然の経営コンサルの世界で、本当にそれだけいいのか？という気持ちが高まったところからでした。エシカルコンシェルジュの資格をとってみたところで、世界が広がったそうです。

B Corp認証企業について何社か触れながら話を展開していきます。イベント参加前に「B Corp」について知っていた方は？の質問に何名か挙手がありましたが、通常のイベントだとほとんど手があがらないそうです。徐々にメディアにもでるようになってきましたがが、日本ではまだまだ知らせていないのが現状のようです。

B Corpは企業全体の在り方を評価する国際的な認証制度。今認証の申請に長蛇の列だそうです。日本でも経産省がB Corpの認証取得支援に動きだしています。

藤原さんはB Corpの魅力について３つのポイントで語ります。1つ目は全方位であるということ。2つ目はコミュニティ、B Corp企業同士は対話が活発だといいます。取得後がスタート、と捉えられているそうです。３つめは中小企業も挑戦しやすいこと。誰でも挑戦できるのがコンセプト。認証企業の8割が中小企業だといいます。

続いてコミュニティデザイナーの鎌北雛乃さんがB Corpの話を聞いて若者代表としてコメント、藤原さんとトークします。「デザインや質」、「価格」、「好きなインフルエンサー」、「提供している会社」商品を購入するときいずれを重視しますか？と会場に質問。鎌北さんが友達に聞いた統計だと「デザインや質」がほとんどだといいます。とある若者の間で「おしゃれの代名詞」になっているコスメブランドをあげ「結果としてそんな企業がB Corpだった」という話もあがりました。しかしやはり企業としてはB Corp取得するとどうなる？というのも気になるところ。とある企業では、採用に影響がでたともいいます。B Corpだから応募しました、という方もいたといいます。それでも現状は取得企業でもそのマークを広告的につかう企業はあまりないような印象、と藤原さんは言います。

セミナー終盤は、参加者ワークショップ。各テーブルで簡単な感想共有タイムへ移りました。「日本企業はまだまだ働き方の項目が手つかずになりがちですよね～・・・」「対コンシューマーではない企業にとってB Corpのメリットは？」「アメリカ出張の際、本当にいつの間にかこのような方向の話が増えている」といった意見や質問などもあがっていました。藤原さんは「現状認証取得されようとする企業はメリットがあるから、という会社はほとんどなく、自分たちの在り方を問い直したい、という会社がほとんどという印象」といいます。

最後は中村先生、藤原さん、鎌北さんでまとめをしてセミナー終了しました。ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

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次回以降のイベントもご期待ください。

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