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【開催レポート】HIRAKU 書店イベント「〈本と私〉のワークショップ~「じぶん読書史」を振り返ろう」

2024-07-25
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【開催レポート】

7月20日(土)、HIRAKU書店1周年イベントを開催いたしました。

まず初めは、HIRAKUのファウンダーでありHIRAKU書店コーディネーターの渡辺から「HIRAKU書店の1年間の歩み」についてご紹介させていただきました。昨年の7月11日にオープンしたHIRAKU書店は、1年間の間で大きく進化してきました。オープンして間もない初期の頃は、あまり賑わいがなく、静かで、がらんどうな本棚でした。そこから1ヶ月後の8月から徐々にイベントが開催され始め、HIRAKU書店の存在が少しずつ知られるように。また同年の11月から本棚オーナーさんの特典でもあるミニイベントの開催も始まりました。これをきっかけに、HIRAKU書店を知ってくれる方、新しく本棚オーナーになってくれる方が増えていき、オープンして1年経った今では、HIRAKU書店は個性あふれるシェア型書店となりました。

説明が終わった後は、本日のメインイベントである「〈本と私〉のワークショップ〜「じぶん読書史」を振り返ろう」へ。テーマは「本と私」です。

どれだけ本を読むことが好きな人でも、人生における読書体験そのものを振り返ることはあまりないのかなと思います。そんな中で今回のイベントは参加者の皆さんにとって、とても有意義な時間になっているように感じられました。自分の読書人生を振り返り、曼荼羅チャートや自分読書史年表に書き起こして可視化することで見えてくる気づきや、参加者の方同士の会話の中から出てくる新たな発見が多くありました。今回振り返った読書史や会話の中から得た気づきや新たな発見は、みなさんそれぞれのこれからの読書人生に活かしていただけたらな、と思います。

参加してくださったみなさまからは、「本と自分の関係を時系列に探ることができて、新たな発見でした」「自分の読書体験から人生そのものを振り返ることができました。そして参加者の皆さんの読書体験をシェアしてもらい、とても楽しかったです」などのご感想をいただきました。

HIRAKU書店のあるべき姿の正解はないのかな、と感じます。本を読みにきていただくも良し、イベントに参加していただくも良し、お話ししに来ていただくも良し。どんな目的であれ、みなさんにとってのサードプレイスであるのがHIRAKU書店です。足を運んでくださる人の数ほどHIRAKU書店での過ごし方があると思います。また、本棚オーナーさんの数だけいろんな顔を持った書店となり、イベントごとに色も味も違うからこそ、多くの人に知ってもらえるきっかけになり、またそれが繋がって人と人、人と本といった新たな出会いのきっかけの場としても機能しています。いい意味で書店らしくないHIRAKU書店ですが、これから2周年、3周年…と続き、たくさんの出会いの場となれるようこれからも池袋の地で〈開かれた書店〉を運営していきます。

今回のイベントに参加してくださったみなさま、いつもHIRAKUに関わってくださってくださっているみなさま、本当にありがとうございます。

これからもHIRAKU書店をよろしくお願いいたします!