
HIRAKU書店ミニイベント#35 『アーバニスト』になろう!ゼロから始める都市生活
2025年3月9日(日)、HIRAKU書店ミニイベント#35「『アーバニスト』になろう!ゼロから始める都市生活」を開催いたしました。
今回の主催は憫農文庫さんです。
憫農文庫のオーナーさんは、現在は日本三大秘境の1つ、宮崎県椎葉村で地域おこし協力隊をされています。
そして大学院時代、「地域」や「街づくり」をテーマに修士論文を書いていて、
HIRAKU書店でも読むことができます(しかも買えます!)。
今回のイベントでは、中島直人著の”ある専門性を持つ都市生活者”である「アーバニスト」と街づくりにフォーカスした
『アーバニストー魅力ある都市の創生者たち』を読み、自分でもできる都市生活や街との関わり方について考えていきました。
最初に本の内容を確認してから、感想を意見の共有をしました。
「街づくりって行政がやるとか、難しい印象があるけど、個人では趣味から始めてみるのもいいかもしれない。
珈琲を売るなど、趣味として始めたもので地域とかかわっていく例がある。街とのかかわり方っていろんなものがありますよね。」
という、街に実際に生活しながら地域とかかわっている方の意見から
「都市計画コンサルとして街に入るのと、その街に実際住む人としてそこにいるのとでは、見えてくることがちょっと違うんですよね。」
「仕事をする側としては、数値のデータで見るのではなく、
実際に街の人と関わることでその地域特有の何かを見ていかないといけないと感じました。」
という職業として街に関わっている方からの意見も。
「行政側がやる街づくりが住民に受け入れられないことがある。
アーバニストの視点がない街づくりは、行政がこれは住民にとっていいものに違いないっていうものを押し付けることになってしまうことも…」
などなど、街づくりや街とのかかわりの大切さ、難しさなど、色んな視点からの感想や意見が飛び交いました。
そして最後に、自分が目指すアーバニスト像を考え、イベントは終了しました。
街に住む一人として、実際に行政側で街づくりに携わる者として、
地域おこし協力隊として農村に暮らすものとして、色んな立場や経験からの意見が溢れ、とても充実した1時間半でした。
憫農文庫さん、参加してくださった皆様、ありがとうございました!