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HIRAKUで読むvol.4 『棟方志功を聴く』

2025-04-09
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2025年4月27日、HIRAKU 01 IKEBUKUROにて、HIRAKUで読むの第4回が開催されます!

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池袋にあるソーシャル・デザイン・ライブラリー「HIRAKU 01 IKEBUKURO」さんとのコラボレーション「HIRAKUで読む」も今回で4回目を迎えます。今回4回目と、シーズンラストを飾る5回目(6月14日・15日)のテーマは「棟方志功」です。「版画は間接なる事に於いて成長する。直接なる肉筆とは対蹠的な所以に初めて版画は出発する。板性質に成長する間接なるが故の版画性、直接ならざるに依ってのみ、意義ある深大なる意味こそ真実なる版画の性質だ」棟方志功『板散華』よりわたしたち演劇人は他人の言葉をわざわざ覚えて、それを喋るという間接性において、その表現がある。このHIRAKUで読むというシリーズは、声に出される予定のないような書き言葉を、人が集まる図書館という場所を劇場化するようにして、わざわざ一緒に読む/聴くということをやっていて、これもまた間接性のようなものだと思う。そして、今回は目が見えている人と、目が見えづらい人が一緒にこの劇場空間で「読む/聴く」ということをやってみようと思う。「大人の読み聞かせ」シリーズをつくっていると、読む/聴くということもまた民藝的な手仕事であるということをよく思う。日常づかいの劇場のような場所を開きたいのかもしれない。

川口智子/ほころびオーケストラ

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ほころびオーケストラ

演劇/劇場の手法を使いながら、仕掛人たちと共に町/劇場を遊び・越境し・ほころぶワークショップやパフォーマンスを企画・実施。これまでの作品に、東京都・多摩川河川敷に子どもたちが歌い踊る門(野外劇場)を出現させた『たまたまモンスター in 多摩市』(2022年)、訪れた町の人たちと物語を進める『恋するロボット』(2022年初演、東京、静岡)、『ゴースト・ストーリーズ~幽霊と旅人と幻の鳥~』(2024年、青森)など。ワークショップの設計・実施も多数。2022年8月結成。

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第一部 monologue『棟方志功を聴く』

構成・演出 川口智子/出演 埜本幸良

第二部 dialogueゲスト 浅見幸佑(一般社団法人ビーラインドプロジェクト)

主催:株式会社ブルーブラックカンパニー

共催:HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY

協力:一般社団法人ビーラインドプロジェクト マシュー建築設計事務所

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[芸術文化による社会支援助成]