EVENT
NEWS

2024年-2025年の能登の自画像教室展-オープニングイベント-

2025-03-19
Written by:
Photography:
Thanks:

クリエイティブディレクター・アートディレクターの福井崇⼈(ふくいたかし)とマテックス株式会社(東京都豊島区、代表取締役社⻑:松本 浩志、以下 マテックス)は、能登半島地震・能登豪⾬の被災地で実施した「⾃画像教室」で制作された⼦どもと⼤⼈の⾃画像85点を展⽰する「2024年-2025年の能登の⾃画像教室展」を、HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY(東京都豊島区上池袋)で3⽉25⽇(⽕)〜3⽉30⽇(⽇)に実施します。

-----------------

■「2024年-2025年の能登の⾃画像教室展」
場 所: HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY(東京都豊島区上池袋2-2-15)
会 期:3⽉25⽇(⽕)〜3⽉30⽇(⽇)11:00〜19:00
参加費: 無料 ※被災地⽀援のための募⾦箱を設置いたします。ぜひご協⼒をお願いいたします。


■オープニングイベント
日 時:3⽉25⽇(⽕)16:00〜18:00
会 場:HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY(東京都豊島区上池袋2-2-15)


16:00〜16:50 第1部「⾃画像に⾒る「⼼の復興」-能登半島地震・豪⾬を経て-」
登壇者:福井崇⼈(フクちゃん先⽣)、⾦沢⼤学 鈴⽊瞬准教授、被災者の⼩学⽣1名


17:10〜18:00  第2部「社会貢献活動としての『⾃画像教室』」
登壇者:福井崇⼈(フクちゃん先⽣)、ボランティアとして⾃画像教室に参加したマテックス社員6名

【当⽇の展覧会について】
オープニングイベントに先⽴ち、15:00〜展覧会をご覧いただけます。イベント中も展⽰をご覧いただくことが可能です。

-----------------

■展示、イベント概要

「⾃画像はセルフカウンセリングである」という思いから2024年8⽉と2025年2⽉に、被災地で「2回の」⾃画像教室を実施。昨年の元旦に起きた地震と昨年9⽉の豪⾬で⼆重の被災を経験した、⽯川県珠洲市。⼦どもたちはもちろん⼤⼈でも⾃分⾃⾝の感情を認識したり、⾔葉で整理することが難しい状況に対し、「⾃画像はセルフカウンセリングの⼿段である」という思いから、市内の⼩中学校で「⾃画像教室」を実施しました。

「⼼は⽬に⾒ることができなくても、⾃分の顔なら観察できる。観察することで、⾃分の気持ちを知ることができる」と⾔う考えが、福井崇⼈の中にあり、福井崇⼈チームからマテックスに対しこの⾃画像教室の意義を伝え、マテックスはその思いに共感し、協⼒を快諾。実施に対する⽀援を⾏いました。2024年8⽉に1回⽬の⾃画像教室を、その半年後の2025年2⽉に2回⽬の⾃画像教室を実施。8⽉と2⽉の2回に分けて⾃画像教室を実施したのは、半年の期間をあけて⾃画像を制作し、2つを⾒⽐べることで、半年の⼼の変化を観察することができると考えたからです。

半年の期間を空けて制作された、2つの⾃画像を⾒⽐べるという取り組み。⾒えてきたのは本来「⽬には⾒えないはず」の“⼼の復興”。同⼀⼈物が半年という時間をあけて描いた2つの絵には、明確な変化があります。それは⼀⾔で⾔えば「強くやさしい絵になっている」ということです。画材として強い線をかけるものを選ぶようになった⼈や、観察⼒が増し細かいところまで⾒られていることがわかる絵を描いている⼈もいます。描かれる表情についても、優しい表情になっている⼈もいれば、⾃信を感じる表情になっている⼈もいます。⾃画像教室実施時には、「上⼿に描く必要は全くありません。顔をとにかく観察してみてください」とお伝えしてから、絵を描いていただきました。⼀つ⼀つの⾃画像の中に被災地の⼦どもたちと⼤⼈たちが写しとった「その瞬間の⾃分」が写し取られており、それを⾒⽐べることで、その変化を⽬の当たりにすることができます。それは“⼼の復興”の過程とも⾔える変化です。

展覧会のオープニングイベントでは、被災者の⼩学⽣も登壇。⾃画像と⾃分の⾔葉で、被災地の思いを伝えます。東京での展⽰に先⽴ち、2025年3⽉3⽇〜13⽇には珠洲市内の地域唯⼀の書店で展覧会を実施し、好評を博しました。本展⽰はそれをさらに進化させたものです。3⽉25⽇(⽕)のオープニングイベントでは、⾃画像教室に参加した被災者の⼩学⽣が、このために東京の会場に来場します。第⼀部では⼩学⽣も登壇者として、⾃画像教室の感想や、被災後の⽣活の変化、現在の思いについてお話しします。第⼆部では、マテックス株式会社からボランティアとして⾃画像教室に参加した⽅6名にご登壇いただき、「社会貢献としての『⾃画像教室』についてお話しします。

-----------------

■珠洲市における「⾃画像教室」「2024年-2025年の能登の⾃画像教室展」実施概要
2024年8⽉ 珠洲市内の⼩中学校4校で教室を実施。
2025年2⽉ 8⽉に訪問した4校のうち3校ほか、珠洲市内の書店、公⺠館で2回⽬の教室を実施。
2025年3⽉ いろは書店(⽯川県珠洲市)にて「2024年-2025年の能登の⾃画像教室展」を開催。

-----------------


■マテックス株式会社
1928年創業。建築⽤板ガラス、住宅サッシ、ビルサッシ、樹脂製品、住宅設備器機等の卸販売。複層ガラスの製造。「窓から⽇本を変えていく」を掲げ、⾼断熱の真空ガラスや防犯ガラス等の⾼機能ガラスで社会に貢献します。⽬指すのは、持続可能な暮らしへのシフトと地球環境を取り戻すこと。人がその⼀⽣を健康で活き活きと暮らせること、無駄なエネルギー消費やCO2排出を抑え環境への負荷を軽減すること、地域企業が各々の役割を発揮し「共創共栄」できる未来志向型の社会を⽬指します。

■福井崇⼈(フクちゃん先⽣)

クリエイティブディレクター/アートディレクター。⾦沢美術⼯芸⼤学商業デザイン学科卒。電通に⼊社。独⽴後、事業構想⼤学院や京都芸術⼤学の客員教授を歴任。ブランド戦略においてクリエーティブディレクション、戦略PR、広報、アートディレクションを統合するトータルプロデューサー。⾃分⾃⾝が学⽣時代に⾃画像に救われた経験から「フクちゃん先⽣」として、被災地ほかで「⾃画像教室」を展開している。