【2024年12月12日(火) 連続講座『Well-being City 豊島区構想 -学生視点のWell-being企業とは-』】
2024年12月11日(火)、なんとHIRAKU IKEBUKURO 01を飛び出して、立教大学にて開催いたしました!
今回は立教大学の首藤ゼミの学生さんの発表と、発表を踏まえた首藤教授と社会保険労務士の下田直人さんによる対談が行われました。
首藤ゼミでは、労働経済論をテーマに現代の様々な労働問題を紐解いています。
今回は中小企業の抱える人手不足という課題に対し、
「有給不取得の要因と取得促進」「中小企業のインターンシップ」「隠れたチャンピオン」
という三つの観点からアプローチしたプレゼンでした。
1グループ目は、有給を取得しやすい企業の特徴について分析をまとめていました。
「人手不足だから有給がとりにくいのではなく、有給が取りにくいから結果人手不足となる」
という学生たちの発表に多くの社会人たちが頷きます。
2グループ目は、インターンシップについて企業と学生の間にあるギャップなど、
学生ならではの視点のプレゼンが行われました。
3グループ目は、隠れたチャンピオンなどのラベリングについて取り上げていました。
ラベリングとは企業や製品、サービスに対して第三者や公的機関が認定をすることを指します。
そうすることで、信頼性や認知度の向上により、人手が集まりやすくなるという効果があると述べられました。
学生の発表を踏まえて、高際区長は学生たちの発表は非常に的を射ていて、
明日からすぐにでも行政の現場で改善を図っていきたいとコメントしました。
首藤教授と下田社労士の対談では、学生の視点も交えつつ労働者の視点とさらに企業経営の視点からも語っていただきました。
また、環境や企業のイメージが自然と生まれるものではなく、プロデュースして作っていくものではないか、
Well-beingという単語そのものの曖昧さに対して企業がどう向き合っていくと良いかなど、
一言で解決しきれない複雑さについて議論がありました。
マテックス株式会社松本社長も、得るものが非常に多いイベントとなったと締めくくり、
一人一人の主体性を尊重する企業を目指していきたいと語りました。
Well-beingな環境を生み出すのは、労働者一人一人の意識であると再認識するようなセミナーでした。
個人単位から組織単位まで、身体だけでなく心もWell-beingで居られる街=豊島区をめざして行きたいですね。
立教大学首藤ゼミの皆様、首藤教授、下田さん、そしてご参加いただいた皆様、ご来場ありがとうございました!!